呂 達電子事業部 チームリーダー
1999年入社 政経学部 経済学科卒
(取材当時)
半導体製品の受託・委託生産、関連材料販売に関わるマーケティング、営業を担当しています。全日空商事が半導体をやっていると聞くと、初対面のお客さんは大体首を傾げます。全日空商事は現在、半導体の生産・流通・消費の主要拠点である中国を始めとしたアジア諸国で、半導体分野の幅広いサービスを展開しています。特に、「ターンキーサービス」といわれる半導体組立受託生産ではユニークな存在となっています。海外ネットワークを通じて収集した情報をもとに、お客さまの多様なニーズに合わせ、提案型の営業を行い、半導体分野のトータルソリューションを提供しています。お客さまである日本半導体メーカーに対し、私たちが付加価値のあるサービスを提供し、それにより市場シェアを勝ち取ることができた時には、大きなやりがいを感じます。
印象に残っているのは、数年間付き合ってきた仕入先が経営難に陥り、工場閉鎖・生産移転となったこと。通常半年以上かかる生産基地変更作業を1カ月でやらなければならなくなりました。移転先への設備運搬、材料手配、昼夜問わずの生産ライン稼働状況確認、出荷督促等々、後輩と数カ月間に渡って奮闘し、ようやく供給責任を果たしてお客さまへのダメージを最小限に抑えることができました。
近い将来の目標は、担当事業の責任者となり、取り扱い商品・サービスで業界に一目置かれるようになること。日本国内外に幅広くネットワークと人脈を持ち、業界に影響力を与えるような存在になれればと思っています。そして、さらに先には、担当事業を会社の主な収益源の一つとして発展させたい。また、個人的には、それまでとまったく違う新しいビジネスに挑戦し、新たな創業をスタートさせることができれば嬉しいですね。