ANAのマイレージサービス『ANAマイレージクラブ』。今や、会員の約半数がフライト以外でマイルを獲得しており、生活のあらゆるシーンで活用されるアイテムとなっている。全日空商事の広告メディア部では、ANAの当該部門と密接に連携。航空会社以外の企業に対して『ANAマイレージクラブ』の提携交渉を行っている。
2009年夏。ANAの今後の成長を占う重要なプロジェクトが、大詰めを迎えていた。大手家電量販店のクレジットカードに、ANAのマイレージ機能を開放する一体型カード発行のプロジェクト。家電量販店の利用者をANAに取り込み、またカード決済による収入増も期待できる。ANAとしては、新たな収益の柱として成長させたいと考えている案件だ。富永は、ANAの担当者や全日空商事の上司と共にプロジェクトに参加。実務面を一手に担っていた。このプロジェクトには、家電量販店やクレジットカード会社、電子マネーサービスの運営会社など様々な企業が関わる。それら関係者の意見をまとめ、調整していくことが富永に求められた。富永は、プロジェクトを円滑に運営すべく各社との協議を重ねる。しかし、システムの連携という大きなハードルが富永の行く手を阻むのであった。





